コーヒー発祥の伝説

コーヒーの発見地や発見された時代についてははっきりした事は伝わっていないため、正確なところは誰にもわかりません。

ただ。コーヒーの発祥の地が古代のアビシニア地方=現在のエチオピア近辺であると言う説はかなり有力視されています。

エチオピアは人類発祥の地としても知られていますが、実はコーヒーの誕生の地でもあったんですね。


コーヒーの語源も、エチオピア南部の地名「カーフェ」がなまって「カフェ」「コーヒー」となったとも伝えられています。

「カルディの伝説」として有名なコーヒー伝説の一つはコーヒーエチオピア起源説を象徴するものといえるでしょう。

15世紀の半ば、カルディという若い山羊飼いがふと気づくと、いつもは従順な山羊たちが、緑の葉と赤い実を食べて夢中になって走り回っていました。

カルディにはすぐにこの木の実が原因だとわかったので、彼も、この木の実をかじってみたところ、体の中から元気が出て、暮らしそのものが楽しくなり、最も裕福な山羊飼いになったと言います。


カルディは、近くの修道院の僧にそのことを教え、その後修道院の僧たちにこの木の実が広まりました。

修道院の僧たちがこの実を食べると眠気に邪魔をされることなく修行に励むことができるようになったため、この修道院は修行に励む修道院として広く知られるようになったといいます。


これがコーヒーの発見の始まりであるとされている「カルディの伝説」です。

最もこの「カルディの伝説」は、コーヒーを発見したのがイスラム教徒ではなく、キリスト教徒であることを主張するために作られた伝説に過ぎないとも言われています。


もう一つの有力なコーヒー起源にまつわる伝説は「オマールの伝説」として知られているものです。

回教歴656年(西暦1278年)、イスラム寺院のスシャデリ師は弟子のオマールに遺言を授けます。

オマールは師の遺言に従い、ペストが流行していたイエメンのモカで祈祷によって多くの住民を救います。

さらに病を患った王の娘も病から救いますが、王女に恋心を抱いたことから王の怒りを買って、その功績にもかかわらずモカの町から連れ出され、オウサブの山に追放されてしまいます。

途方にくれ山中を歩くオマールの前に、赤い実をついばんで元気にさえずる小鳥が目に止まりました。

オマールがその赤い実を煮出して飲んでみると身体共に生き生きとよみがえりました。こうして、オマールはすばらしい飲み物を手に入れたのです。

後に王はオマールをモカに連れ戻し、厚くもてなしてシェークの称号を贈り、聖人として寺院を与えたとされています。


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