コーヒーのブレンド

コーヒー豆はその消費目的に応じて数種類混合されることがあり、これをコーヒーのブレンドと呼んでいます。ブレンドされたコーヒーはブレンドコーヒーと呼ばれ、これに対して一種類の焙煎豆のみからなるコーヒーをストレートコーヒーと呼びます。

ブレンドは通常、焙煎の後かつグラインドの前で、焙煎された数種類の豆を混合することで行われることが多いのですが、場合によっては焙煎する前にブレンドしたり、グラインドした後の粉同士で行うこともあります。

ブレンドは、複数の異なった持ち味を持つコーヒーを混ぜることで、ストレートコーヒー単品だけでは味わえない風味を、提供者側の意図にあわせて作り上げるための工程です。



コーヒーのグラインド(粉砕・挽豆)

焙煎されたコーヒー豆は、抽出される前に粉状に小さく挽かれます。この工程をコーヒーのグラインドといいます。

グラインドは、単に豆を細かくするものではなく、豆の香りや風味を存分に引き出すためのものです。


グラインドにはコーヒーミルあるいはグラインダーと呼ばれる器具あるいは機械を用いますが、珍しいところでは、乳鉢や石臼などが用いられることもあります。

コーヒーは焙煎された豆のままで販売される場合と工場でグラインドされた後で販売される場合がありますが、グラインドされると表面積の増加から空気酸化による品質低下が早まるため、家庭用のコーヒーミルで抽出直前に挽いている人も多く見受けられます。




コーヒー豆の生産

全世界では、150億のコーヒーノキが約60ヶ国の1000万ヘクタールの土地で生育していると概算されています。主な生産地は赤道を中心として帯状に広がっていて、ブラジルやコロンビアなどの中南米や、ベトナム、インドネシアなどの東南アジア、エチオピアやタンザニア、ケニアなどのアフリカ諸国などが該当します。

また有名銘柄の産地としてハワイ、イエメンなどもあげられます。意外なところではインドや中国などでも生産されています。ただし、良質のコーヒー豆の生産には気候や降雨量などさまざまな条件が必要となります。




コーヒー豆の焙煎(ロースト)(1)

精製された生のコーヒー豆は次に焙煎(ロースト)されて、初めて実際に我々が口にするコーヒーの香りと味を生み出します。珈琲豆の持つ本来の特性を最大限に引き出すことが目的で、コーヒーの味の8割は、生豆と焙煎で決まると言われています。

多くの場合、この工程は消費国でなされ、ロースターと呼ばれる大手のコーヒー豆卸業者が行うほか、コーヒー豆小売りを行う販売店や喫茶店などで自家焙煎されています。一部の愛好家の中には自分で生豆を購入して自家焙煎する人も見受けられます。

焙煎は焙煎機と呼ばれる専用の機械で行います。ただしフライパンや焙烙、ギンナン煎りに用いる金属製の手網や、電動ポップコーンマシンなどでも焙煎することが可能です。これらの装置は加熱原理と熱源の違いによって以下のように分類されるます。

1.直火焙煎
2.熱風焙煎
3.遠赤外線焙煎
4.マイクロ波焙煎
5.炭火焙煎(日本独自)
6.セラミック焙煎(日本独自)
7.過熱水蒸気焙煎(日本独自)



コーヒー豆の精製

収穫されたコーヒーの果実からコーヒー豆を取り出す工程をコーヒーの精製と呼びます。

コーヒーの精製には主に乾式(乾燥式・非水洗式)と湿式(水洗式)の二種類がありますが、いずれにせよ単純作業であるため、多くの場合コーヒーの精製は生産地で行われています。

精製をすませたコーヒー豆は生豆と呼ばれ、カビなどの発生を防ぐために水分含量が10-12%になるよう乾燥して保管され、消費地に輸出されます。




コーヒーができるまで

コーヒーは北回帰線と南回帰線の間(コーヒーベルト)の約70カ国で生産されています。各地のコーヒー農園でコーヒーノキの栽培が行われ果実が収穫されます。

引き続いて、生豆(なままめ、きまめ、生のコーヒー豆のこと)を取り出すコーヒー豆の精製と呼ばれる加工作業までが、コーヒー農園で行われる作業の中心です。

精製された生豆は生産国で集積され、選別・等級付けされてから消費国に輸出されます。



コーヒーの語源と概要

「コーヒー」はアラビア語でコーヒーを意味するカフワ (Qahwah) が転訛したものと言われています。

その語源は、元来ワインを意味していたカフワの語がワインに似た覚醒作用のあるコーヒーにあてられたという説と、エチオピアにあったコーヒーの産地カファ (Kaffa) がアラビア語に取り入れられたという説の二通りの説がありますが、エチオピア起源説がやや優勢です。

コーヒーは世界で最も多くの国で飲用されている嗜好飲料の一つであり、家庭や飲食店、職場などで多く飲用されています。

アルコールや茶と並んで、コーヒーは人類との関わりが最も古くて深い嗜好飲料のひとつと言えるでしょう。 また世界各国で、コーヒーを提供する場の喫茶店(コーヒー・ハウス、カフェ、カフェー)は、知識人や文学、美術などさまざまな分野の芸術家の集まる場として、歴史的、文化的にも大きな役割を果たしてきています。




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